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ケロロ (アニメ) : ウィキペディア日本語版
ケロロ軍曹 (アニメ)[けろろぐんそう]


ケロロ軍曹』(ケロロぐんそう、英語表記:Sergeant Frog)は、吉崎観音による漫画ケロロ軍曹』を原作とするテレビアニメ2004年4月3日から2011年4月2日まで、テレビ東京ほかで放送された。ジャンルはギャグアニメ、略称は「アニケロ」。
2010年4月4日から2011年4月3日まで放送された『ケロロ軍曹乙』(ケロロぐんそうおつ)、2014年3月22日よりアニマックスにて放送されたフラッシュアニメケロロ 〜keroro〜』〔新作TVアニメ「ケロロ」2014年春 アニマックスにて放送開始予定 “ケロロ軍曹”誕生日に重大発表! アニメ!アニメ! 2013年12月9日閲覧。〕に関しても、本項で記述する。
== 概要 ==
本作は『THE ビッグオー』を手がけたサンライズ第6スタジオが母体となり、大橋千恵雄プロデュース、佐藤順一総監督(後に監修)の下、テレビ東京開局40周年記念作品として製作された。
原作と同様、1話完結型を基本に構成されている。放送開始から6年目までは毎週30分放送で、AパートとBパートの2本のエピソードを放送する場合と30分で1本のエピソードを放送する場合があった。第255話は3本立てで放送された(通常AパートとBパートの間に入るCMはBパートとCパートの間にはさまれた)。また、第100話 - 第103話、第128話・第129話、第152話 - 第154話、第202話・第203話、第249話・第250話は連続したストーリーとなっており、放送5年目の「武者ケロ」、6年目の「ケロゼロ」も不定期放送だが連続した内容であった。2本立てであっても、AパートとBパートの内容が繋がっている場合もある。
約2年に1度、「ゲロゲロ30分」と題して各話2分ほどのショートストーリーを13 - 15本立てで放送する回があり、第74話(15本立て)、第196話(13本立て)、第293話(13本立て)の3話が該当する。また、第351話では「ゲロゲロ15分」と題して22本立てで放送した(実際には23本目まで存在している。Aパートでは14本放送したところで尺が足りず「時間切れ」となり、Bパートでその「延長」として残り8本を放送。余った尺をつぶすためドロロが「23本目のネタ」を考えにいき、戻ってきて23本目が放送され始めたところで「時間切れ」となった。)。
放送7年目は毎週15分放送に短縮され、テレビ東京では日曜日の深夜に『ケロロ軍曹乙』を放送した。『ケロロ軍曹乙』はAパートを土曜日の15分放送分、Bパートを新たなエピソードとし、毎週30分の放送であった。当初は字幕放送が実施されていなかったが、2010年10月10日放送分より実施するようになった。TXNではテレビ東京のみの放送であるが、系列外では奈良テレビテレビくまもと(2010年5月22日 - )、テレビ長崎(2010年6月27日 - )、東日本放送(2010年8月7日 - )、チューリップテレビ(2010年8月9日 - )、山形放送(2010年11月28日 - )、テレビユー福島AT-Xでも放送されていた。この放送時間短縮により、Aパートしか視聴できない地域が存在するようになったが、前述の第351話のように、Aパートの続きや出来事の真相がBパートで語られているようなストーリーが放送時間短縮以降も存在している。
このアニメの字幕表示は地域によって異なるが、基本的にケロロのセリフが黄色、冬樹のセリフが水色、夏美のセリフが緑、その他の人物のセリフは白で表示される〔BSジャパンテレビ愛知ではケロロが黄色、夏美が水色、その他の人物が白となっている。〕(ナレーションは<>の中にセリフが入る)。
アニメでも原作同様多くのパロディが使われているが、アニメ版では声優つながりやアニメスタッフ・企業名関連のパロディも存在する。アニメは原作以上にパロディが乱立しており、特に後述のアニメオリジナルの作品において「1話全体が他の作品のパロディ」というものも存在する。
また、季節に沿ったストーリーを放送することも多い。例えば、梅雨の時期とされる6月から7月まではニョロロとウェットルキング(ウェットルキングは3rdシーズンから)に関連したストーリー、7月上旬に七夕関連、7月下旬から8月上旬頃には土井中海岸、8月中旬から下旬頃には日向家の里帰りに関連したストーリーを放送する。
なお、総監督・佐藤順一は「このアニメは小さな子供にも見てもらいたい」と言っており〔『テレビブロス2005年5月14日号のインタビュー〕、そのため小さな子供への配慮がなされている。その他、配慮のために原作から削除・変更された設定はテレビ局などによる放送禁止・自粛関連を参照。
1stシーズンでほぼ原作に沿ったストーリーを放送してきたが、1stシーズン終了あたりにほぼ原作のネタを使い切ってしまったため、この頃からの放送は大半がアニメ独自のストーリーになる。そのため現在原作とアニメとではストーリーが完全に異なっている。なお、原作に沿った話でもアニメ独自の設定が加えられることもある。第110話・第113話のようにAパートで原作のストーリーを放送し、それを踏まえてBパートでアニメ独自のストーリーを展開させるパターンや、原作の連続していない2話を1話にして放送するパターンもある。
2007年7月にサンライズが制作した単一タイトルでの作品として最も話数の多い作品となり(それまでは『犬夜叉』の全167話)、2008年2月23日の放送分で総話数が200話に、さらに2010年2月6日の放送分で総話数が300話に達した。
2010年1月10日から同年3月28日まで毎週日曜日の26:00 - 26:30にテレビ東京でのみ、『深・ケロロ軍曹』のタイトルで再放送されていた(放送内容は不順)。次回予告部分は本放送と異なり、『メンドク星マーチ』のインストゥルメンタルBGMを15秒でナレーションなしで予告されている(最終話のみ『ケロロ軍曹乙』予告のためナレーションあり)。
第352話では、俳優の田辺誠一が闇鍋奉行ナベベ役でゲスト出演した。
2011年4月2日(『ケロロ軍曹乙』は同年4月3日)をもって一時的に放送終了。これ以降のテレビ東京系で改題や話数をリセットをせずに続く最長寿アニメは本作の半年後の2004年10月5日から始まった『BLEACH』となる〔『ポケットモンスター ベストウイッシュ』は改題された上話数もリセットをしているため除く。『BLEACH』放送終了後の2012年3月29日以降からは『NARUTO -ナルト- 疾風伝』となる。〕。詳細は下の各シーズンの特徴の節を参照。
放送終了後の2011年4月5日から、テレビ東京系列6局において『ケロロ軍曹アンコール!』として当番組の再放送がされた。内容は7thシーズンのAパートに加えてテレビ東京のみで放送された『ケロロ軍曹乙』のエピソード(Bパート)が放送されていた(総括すると『ケロロ軍曹乙』の再放送であった)。2012年4月3日で『ケロロ軍曹』は第1話に回帰している。これ以降放送されていた『ケロロ軍曹アンコール!』は実質『ケロロ軍曹』の再放送であった。
超速変形ジャイロゼッター』の放送開始に従い、2012年9月25日をもって終了し、『NARUTO -ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝』が30分繰り上げられて当枠に移動した。
その後、長らく動きはなかったが、2014年春より『ケロロ 〜keroro〜』と題したフラッシュアニメがアニマックスで放送開始となることが発表され、同年3月22日から9月6日まで放送された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ケロロ軍曹 (アニメ)」の詳細全文を読む



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